2010年 01月 25日
読書記録 : 闇の掟
著者:澤田ふじ子
感想:
またまた「ハマる時代小説」、
キタ━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━!!!!
面白い面白い!
主人公の菊太郎が、カッコイイことカッコイイこと!
京都を舞台にした時代小説です。
奉行に訴訟を起こした人が手続きをしたり詮議の間に泊まる宿、
「公事宿」を舞台に、主人公の菊太郎が事件を解決していく
捕物帳の一種です。
菊太郎は、同心組頭だった親が外で産ませた子であり、
一方、正妻が産んだ鉄(字がでない)蔵という弟がいる。
菊太郎は「神童」と呼ばれるほど出来の良い息子だったにも関わらず、
弟の鉄蔵に同心の家督を譲るために、途中からわざと放蕩息子を装い、
家を出奔する。
行き倒れになりそうになったりしながら、諸国を放浪してたらしい。
その間に鉄蔵が同心組頭を継いで職務に励み、妻帯もした頃、
菊太郎が京都に戻ってきて、そこから話が始まります。
菊太郎は公事宿に居候してるのね。
公事宿だから、主人や番頭から、事件の詳細を聞く事ができるし、
弟が同心だから、お上側の事情も分かる。
自分は放浪中に酸いも甘いも噛み分けて人間観察にも長けてる。
もちろん剣の腕は、若いうちからの折り紙つき。
設定がとても上手いこと出来ています。
また、京都が舞台という事で、話し言葉が江戸モノと違うところが、
すごく雰囲気良いんですよね。
これは全巻集めねば!
いやあーーーヤル気出てきたぁ!!!
by sprewell8_daisuki
| 2010-01-25 09:34
| 本