パリ・オペラ座バレエ「ドン・キホーテ」

楽しみにしていた、パリオペラ座バレエ。
椿姫は娘にはちょっと早かったので
(筋を説明しても「意味分からん」と言っていたww)
ドン・キホーテを見に行きました。

カール・パケットがバジルの日を選んでチケットを取りました。
取った時のキャスト、キトリはリュドミラ・パリエロ。

2月になって、キャスト変更のお知らせがあり、
キトリ役がアリス・ルナヴァンに変更。
まあ、カール・パケットが見たいだけだから、いっか。

そして、当日。

パリオペラ座のドンキは、ヌレエフ版です。
ヌレエフという人の振付は、とにかく足技(パ)が多い。
全ての音に一つのパを当ててあるらしいです。
そこが見どころと思ってます。

バジル役のカール・パケット、金髪青い目、若干チャラチャラしたバジル。
でも顔もスタイルも良く、ヌレエフの難しいパを、
余裕を持って踊っているように見えました。

キトリのアリス・ルナヴァンは、めちゃ気の強そうなキトリ。
たぶん、怒ったらかなり怖そう。
バジルは尻に敷かれそう。
でもスピードと勢いのある踊りで、おきゃんなキトリにぴったりでした。

群舞は、ヌレエフの振付をこなすのに一生懸命ない人もいたようですが、
複雑で素早いパの連続は迫力があり、とても見ごたえがありました。

エスパーダのクリストフ・デュケンヌ、濃いイケメンです。
常々、エスパーダは背が高くて格好良くなくてはいかんと思ってるので
今日のエスパーダはルックスは満足。
踊りは、振付なのか着地失敗なのか良く分からない個所がありました。
(ヌレエフの振付は着地してすぐジャンプするものがあるので
失敗なのか初心者の私にはわからない)

メルセデス(街の踊り子と表記がありました)はローラ・エッケ。
キトリより落ち着いた大人の女性という雰囲気で悪くなかったです。

ところが!!!!
第一幕の最後の男性ヴァリエーションを、バジルじゃない街の人が踊ったのです。
あれ?こんなだっけ?あの人どういう役割?みたいに不思議に思いました。

そしたらですね。
なかなか第二幕が始まらないのです。
時間が来たのに会場が暗くならない。

そして、ショートカットのパリのマダムといった風情のおばさんが
日本人のおばさんを伴って舞台袖に登場。
多分、パリオペの芸術監督のブリジット・ルフェーブルで、
マイクを持って話し出しました。
「本日のバジル役のカール・パケットは第一幕上演中に足を故障したため
第一幕のバジルのヴァリエーションは、ファビアン・レヴョンが踊りました。
第二幕よりヴァンサン・シャイエがバジルを踊ります。
キトリ役のアリス・ルナヴァンとヴァンサン・シャイエが組むのは
本日が初めてですが、きっとうまくやってくれると思います」
とか言うんですよ!!!
本当に驚きました。

皆さん、「がんばれよ!」という感じで温かい盛大な拍手。

ヴァンサン・シャイエは、優しげなお兄さんみたいなバジル。
こちらこそキトリにあっという間に尻に敷かれそう。
そして第二幕の冒頭、ジプシーの野営地でのパドドゥは、
2人が組むのは初めてと聞いていたために、
ちょっとハラハラしましたね。
大きなミスはなく、無難に踊っていて安心しました。

第三幕のパドドゥは、最初のアダージョで2人とも全然笑顔がなく、
固い感じがしましたが、最後にアリス・ルナヴァンが笑顔になり
シャイエも笑顔が出て、見てるこちらも緊張が解けました。
ヴァリエーションでは、アリス・ルナヴァンのバランスキープの
長さがものすごく、拍手を沢山もらっていました。
最後のカーテンコール、2人とも本当にほっとした笑顔で
こちらも親戚の甥っ子姪っ子を応援するような気持ちで拍手しました。

トラブルがあった公演だったけど、面白かったです。



◆主な配役◆

キトリ(ドルシネア):アリス・ルナヴァン
バジリオ:カール・パケット

エスパーダ:クリストフ・デュケンヌ
街の踊り子:ローラ・エッケ

ドン・キホーテ:ギョーム・シャルロー
サンチョ・パンサ:シモン・ヴァラストロ
ガマーシュ、キトリの求婚者:シリル・ミティリアン
ロレンツォ、キトリの父:アレクシス・サラミット

ドリアードの女王:アマンディーヌ・アルビッソン
キューピッド:シャルリーヌ・ジザンダネ


演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:ケヴィン・ローズ
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by sprewell8_daisuki | 2014-03-16 12:46 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

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