モーリス・ベジャールバレエ団 Aプロ

2013年3月1日(金)19:00開演 会場:東京文化会館

ボレロを見るためだけに来ました。

去年の震災復興支援で、ギエムがボレロを踊ると言う事で、YouTubeなどでボレロの映像を見て、いろいろと感銘を受けました。

今まで、ブラバンやオケで、ボレロに触れる機会があって、良いメロディーだけど単調だな長いなってのが感想でした。
でも、ボレロは、バレエのために作曲を依頼されてラヴェルが作ったらしく、最初にバレエあってのあの曲だと言うのです。
つまり、バレエと共に鑑賞すべきなのでは、と。

んでですね、有名なのはベジャールが振り付けた、赤い大きなテーブルの上で踊るアレです。
ギエムも、ジョルジュ・ドンも、首藤さんも踊ってたアレです。
赤いテーブルの上で踊るのがメロディー、周りでザワザワ踊ってるのがリズム、と言います。
メロディーを踊れるのは、ベジャールが許可したダンサーだけらしいです。
ベジャールが死去した今は、ジル・ロマンが許可出してるらしいですが。

と言う事で、ベジャールの本拠地である、モーリスベジャール21世紀バレエ団が来日したので、いって来ました(前振り長いな)。

ディオニュソス、は、よく分からなかったです。
横尾忠則さんの絵をバックに、ヴェルサーチの衣装で、男性が声を上げて踊る最後は圧巻でしたが、途中は意味も分からず眠くなりました。

ジル・ロマン振り付けのシンコペは、心停止した男性が見た幻想の世界?みたいな感じで、少しコミカルで楽しく見れました。
娘も寝ずに見ていたようです(笑)

最後は、お待ちかねのエリザベットロスがメロディーを踊るボレロです。

ロスは、世界バレエフェスで見たときは赤毛のスラリとした美女とばかり思っていましたが、レオタード一丁で出てきたところを見ると、男並みに広い肩幅でがっちりしていました。

その体型で長い手足をこれでもかと振り回しながらメロディーを踊ります。

ストーリーは一応あって、スペインの酒場で踊り子が一人踊りだし、最初は無関心だった周りの客も興味を惹かれて、最後は全員で踊り盛り上がったところで終わります。

ロスのメロディーは表情が何かメランコリックなところが有って良いですね。
挑むような、情熱的な目を投げかけてくる時も有るのですが、所々で夢見るような表情に一瞬なって、それが良い。
踊りは柔らかい身体と長い手足でパキパキとメリハリつけてました。
テーブルをバシンバシン叩く所は音がしてなかったな。

曲が最高に大音響になる最後が、バレエとしても最高に盛り上がり、リズム全員がテーブルを囲んでメロディーを飲み込むように覆い隠してしまい終わりました。

隣で娘が声を上げて拍手していました。
「ママ、今まで見たバレエの中で一番面白かった!」と言ってました。
私も、一番ではないかもしれないけれど、生で見たボレロの迫力には圧倒されました。


ちなみに、このボレロ、生オケの演奏は有りません。
ベジャールがこのリズム!この演奏!と決めた演奏の録音テープを使って上演されます。
つくづくこだわりの強いお人ですなぁ。



モーリス・ベジャール・バレエ団 2013年日本公演
<Aプロ>


「ディオニソス組曲」
振付:モーリス・ベジャール  音楽:マノス・ハジダキス

ディオニソス:オスカー・シャコン
ギリシャ人:マルコ・メレンダ
ゼウス:ジュリアン・ファヴロー
セメレー:カテリーナ・シャルキナ
マヌーラ・ムウ*:リザ・カノ(*ギリシャ語で"私のお母さん"の意)

タベルナ(居酒屋)の人々
ギリシャの女:リザ・カノ
上流社会の婦人:マーシャ・ロドリゲス
アナーキスト:フロレンス・ルルー=コルノ
娘:ジャスミン・カマロタ
二人の水夫:ガブリエル・アレナス・ルイーズ、ヴィタリ・サフロンキーネ
労働者:フェリペ・ロシャ
ジゴロ:ローレンス・リグ
学生:ウィンテン・ギリアムス、エクトール・ナヴァロ
船長:アンジェロ・ムルドッコ
ならず者:ファブリス・ガララーギュ
ギリシャの農民:ホアン・ヒメネス
若者:那須野圭右
他、モーリス・ベジャール・バレエ団



-休憩-


「シンコペ」
振付:ジル・ロマン  音楽:シティ・パーカッション

序曲:ガブリエル・アレナス・ルイーズ-エリザベット・ロス
水滴の踊り:
カテリーナ・シャルキナ-オスカー・シャコン
キャサリーン・ティエルヘルム-ホアン・ヒメネス
シモナ・タルタグリョーネ-マルコ・メレンダ、
リザ・カノ-イケル・ムリーリョ・バディオラ
フロレンス・ルルー=コルノ-ウィンテン・ギリアムス
ソロ:ガブリエル・アレナス・ルイーズ
トリオ:カテリーナ・シャルキナ-オスカー・シャコン-ホアン・ヒメネス
パ・ド・ドゥ:アランナ・アーキバルド-ガブリエル・アレナス・ルイーズ
パ・ド・ドゥ:カテリーナ・シャルキナ-オスカー・シャコン
白衣の踊り:
キャサリーン・ティエルヘルム、シモナ・タルタグリョーネ、フロレンス・ルルー=コルノ、
キアラ・パペリーニ、リザ・カノ、イケル・ムリーリョ・バディオラ、マルコ・メレンダ、
ウィンテン・ギリアムス、ホアン・ヒメネス
パ・ド・ドゥ:コジマ・ムノス-アンジェロ・ムルドッコ
若者の踊り:
ガブリエル・アレナス・ルイーズ、オスカー・シャコン、イケル・ムリーリョ・バディオラ、
マルコ・メレンダ、ウィンテン・ギリアムス
ソロ:エリザベット・ロス
フィナーレ:全員


-休憩-

「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール  音楽:モーリス・ラヴェル

メロディ:エリザベット・ロス
リズム:那須野圭右、マルコ・メレンダ、アンジェロ・ムルドッコ、イェー・ルッセル
他、モーリス・ベジャール・バレエ団

協力:東京バレエ団、東京バレエ学校


※音楽は特別録音によるテープを使用いたします。



◆上演時間


「ディオニソス組曲」 19:00 - 19:55

休憩  20分

「シンコペ」 20:15 - 20:55

休憩  10分

「ボレロ」 21:05 - 21:25



◆◇----------------------------------------------------◇◆


「ディオニソス組曲」 より


タベルナ
ヤーサス※1! ティカニス※2......カラ※3?
われらギリシャ人、われらには必要なのだ...
ワインが、音楽が、太陽が、海が、そしてわれらの神々が必要なのだ。
ご存知か、ギリシャの古代の神々は、一度もわれらの国を離れたことはない。
とくとご覧あれ、神々はわれらと共にいる。どの村にも、どのタベルナにも、
どのダンスのなかにも!
神々は永遠に生きているのだ!

※1ギリシャ語で"こんにちは"の意
※2ギリシャ語で"お元気ですか"
※3ギリシャ語で"元気?"



パ・ド・ドゥ「ゼウスとセメレー」
神々の王であるゼウスは、人間に姿を変えている。
だが彼女、人間の女である彼女は、神に会いたがる。
彼は拒否する!
でも一人の女が、一人のギリシャ人の女があることを望むとき...
彼女はその愛のために命を奪われ、雷に打たれる。
でもその子どもは永遠に生き続ける。

ディオニソスよ!
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by sprewell8_daisuki | 2013-03-02 18:55 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

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