パリ・オペラ座バレエ団 白鳥の湖

パリ・オペラ座バレエ団 白鳥の湖(全4幕) [DVD]

クリエイティヴ・コア



DVDを買って見ました。

ヌレエフ版と呼ばれる白鳥の湖の別バージョンを見てみたかったので。


まず、プロローグがあります。

ジークフリード王子がうたた寝をしていて夢を見ている・・・という設定。
夢の中で、人間のお姫様が悪魔に襲われて白鳥の姿となり、
悪魔とともに空へと飛び立つ・・・・。

王子の誕生日の宴が始まろうとしていて、うたた寝をしている王子を侍女たちが起こす。

ヌレエフ版の大きな特徴の一つは、
王子の家庭教師が実は悪魔のロットバルトであり、
王子を操り、破滅へと導く重要な役目を果たすというところでしょうか。

育ちの良さそうな、でもちょっとなよっとして人の言いなりになりそうな線の細い王子。
(良く見るとあまり若くないのがちょっとw)
すらっとした細い脚で豪快というよりは綺麗に踊ります。
本当に気弱で、自己主張出来ず、家庭教師と女王ママの言いなりみたい。
だからこそ、白鳥の母性みたいのに惹かれたのかなーと。

裏の姿が実はロットバルトである家庭教師は、冷たい目をしたかなりのイケメン。
立ち振る舞いもバリッとしてて、ちゃんと第三幕にはソロもある(これには驚いた)。
ときどき、王子の手を取り踊りを教えたりして、何をたくらんでいるのか恐ろしい。

オデット/オディールは、これまたあまり?若くなさそうな、でも迫力のある大作りな顔立ち。
オディールの時のにやりとした笑みは王子じゃなくてもゾクっとしちゃう。般若顔?
んで、踊りはもとより、演技力がすごいの。
第二幕で、朝が来て人間から白鳥に戻る時に、「あ、この瞬間から白鳥に!」って
はっきりと分かる。
第三幕でも、あーー王子を手玉に取ってるなーという感じ。
王子が遠くにいる時は流し眼をくれて、近寄ると顔をそむける。
翻弄されて哀れな王子。

オデットとそっくりに化けたオディールを、王子の家庭教師が連れてくる、って設定は
王子がころっと騙されるのに十分で説得力があります。

もう王子はうんうんうんうん何度もうなずきながら積極的に愛の誓いをしてしまう。

で、騙された!って分かってからの、呆然とした表情が印象的でした。
すごくかわいそうになってしまった。

そして、ヌレエフ版は、最後がハッピーエンドじゃないのよね。
王子はロットバルトにコテンパンにやられ、死んじゃう。
そりゃ自分の師だった人相手だもんね、勝てないよね。
ロットバルトとオデットは、王子の悪夢さながらに天へ舞いあがって消えていくという・・・。

舞台はシンプルだけど、衣装は流石おフランス!って感じでシックで素敵です。
群舞も人数多くて踊りも派手で綺麗にそろってて見ごたえありました。
しかも群舞の人もみなイケメン。眼福。

パリのオペラ座(ガルニエでもバスチーユでも)で見たい!
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by sprewell8_daisuki | 2011-07-10 10:52 | 舞台